ネットワーク越しのプログラム起動について
exeファイルは、クライアントPCにインストールすることが原則です。
特別な理由がない限り、Schedule BoardはクライアントPCにインストールして下さい。


 一般的に常時使用するプログラムは、クライアントPCにインストールします。一時的に使用するときや、ネットワーク上のインストーラーを除けば、プログラムファイルは各クライアントPCに置きます。

 Schedule Boardは、本体をサーバーに置いて使用するようには作られていません。また、Schedule Board は、データファイルだけを共有フォルダに置いておけば、スケジュールのデータを共有することができます。データの共有をするために、プログラム本体をサーバー(共有フォルダ)に置いておく必要はありません。

exeファイルをネットワーク越しに起動することには、次のような問題があります。

・起動する度に、プログラムファイルをサーバーからクライアントに転送します。スケジュールデータだけを読み込む場合に比べて、100倍以上のデータを毎回転送することになり、ネットワークに負荷がかかります。 100倍というのは目安で、データファイルのサイズによります。

・ファイル拡張子の関連づけが、ネットワークパスで行われます。この結果として、*.group,*.schのファイルアイコン等は全てサーバー上のexeファイルに対して行われ、各PCのシステムレジストリにこのネットワークパスが書き込まれます。別のマシンの*.group,*.schのあるフォルダを開いただけで、サーバー上のSchedule.exeに対しアイコン抽出のトラフィック(通信)が生じます。またサーバー名の変更などが生じたときに、関連づけに関する解決ができなくなり、システムが不安定になる恐れがあります。

・誰かがコントロールパネルからSchedule Boardをアンインストールすると、サーバー上のSchedule Boardがアンインストールされてしまいます。



Qそれではどうすれば良いでしょうか。

ASchedule Boardをダウンロードすると、一緒に「導入の手引き」というマニュアルがついてきます。これを見ながらセットアップ環境を構築するのが一番正しい方法です。


Q個人的に使っているだけなので、そこまでする必要がありません。
Q導入した担当者ではないので、そこまではできません。

Aそれでは、以下のどちらかの方法でインストールして下さい。

(1)手動でコピーする方法
 自分のマシンの適当なフォルダに、次のファイルをサーバーからコピーします。
(必ず必要なもの)Schedule.exe Httpb.dll
(あればコピーするもの)Schedule.hlp Schedule.cnt holiday.txt
 コピーしたら、自分のマシンの方のSchedule.exeをダブルクリックして一回起動しましょう。そしてメニューから[ファイル]→[拡張子の関連づけ]を選択します。これで、関連づけも自分のマシンのSchedule Boardに対して行われます。
 メニューから[ファイル]→[ツール]→[設定]で「ファイル」というタブをクリックすると、起動時に開くグループファイルを設定することができます。

(2)ダウンロードしてインストールする
 こちらをクリックして、Schedule Boardをダウンロードします。ダウンロードしたファイルをダブルクリックすると、解凍されます。これをフォルダごと、クライアントPCの好きなフォルダに移動しても構いません。
 そしたら、自分のマシンの方のSchedule.exeをダブルクリックして一回起動しましょう。そしてメニューから[ファイル]→[拡張子の関連づけ]を選択します。これで、関連づけも自分のマシンのSchedule Boardに対して行われます。
 メニューから[ファイル]→[ツール]→[設定]で「ファイル」というタブをクリックすると、起動時に開くグループファイルを設定することができます。